7月〜9月

7月1日 帰省。3メートルはゆうに超える巨大ヒマワリを発見。でかすぎてきもい。
7月2日 体調が悪い。せめて姿勢だけでも良くしていたい。背筋を伸ばす。
7月3日 横になりたい。世の中もこれからは縦社会ではなく横社会になるはずだから。
7月4日 ナスビがたくさん採れた。そろそろ夕立のひとつでもほしいところ。
7月5日 夏は睡眠が浅い。でも起きるために寝てるわけだしまた寝るためにも起きる。
7月6日 座学は必要だと思う。何かにつまずいた時その知識がきっと救ってくれるはず。
7月7日 休日。起きてても仕方がない。寝たほうがマシ。
7月8日 誕生日を祝う。そんな日もたまにはある。ズッキーニにロウソクを刺す。
7月9日 何日か前に炊いた冷やご飯。卵の炒りつけ。パセリのサラダ。鶴瓶の麦茶。
7月10日 寝不足。いつものこと。使うに容易く稼ぐにつらい。
7月11日 深夜のなか卯へ。挫折はいいけど妥協はよくないと思いながらうどん。
7月12日 「幻の焼鳥」とやらを食べる。なにが幻なのかはさっぱりわからない。
7月13日 クーラーをつけずに過ごす。汗だく。だがそれがいい。よくない。水風呂へ。
7月14日 テレビが壊れて無音に。無言で走り続けるトムクルーズ。
7月15日 何度も見た。火のないところにも煙は立つ。
7月16日 お腹が空くとイライラする。腹が減っても戦はしたい。
7月17日 誰にも聞こえないだろうと思ってオナラをしたら全員がこっちを見た。
7月18日 「喋りたい」と「喋りたくない」は同時に存在している。そんな日。
7月19日 凛とした花に見とれる。貴婦人の如く咲くユリの花だった。
7月20日 電車に乗り堺へ。昨日までの僕とは違う。山崎ハコを見たから。
7月21日 二日酔い。助けてくれー!と叫ぶが誰も助けてくれない。それはそう。
7月22日 深夜のベンチに座る。色んな人が通り過ぎて行く。皆何処に行くんや。 
7月23日 クーラーを消し窓を開けほうれん草を茹でる。暮らしに風が吹く。
7月24日 裸になり鏡の前に立つ。なるほどね…と思う。
7月25日 街って凄い。どこを歩いても嫌な気持ちになる。
7月26日 新幹線に乗り西へ。寝不足続きと疲労により全身に蕁麻疹がでる。かゆい。
7月27日 帰阪。顔と目がまだ腫れている。顔がまん丸なのはもともと。
7月28日 最近同じ夢を見る。真っ赤な夕陽が海にぽちゃんと落ちる夢。
7月29日 うんちが全然出ない。便秘の状態のことを「ガチムチ」と名付ける。
7月30日 あまりの暑さに枯れてうつむく赤いトウガラシの花。と自分。
7月31日 眠りが浅く一日は長い。朝もはよから外は明るくセミは鳴くから。夏爛漫。

8月1日 最近のインターネット。怖いや怪しいよりもキモいが勝つ。
8月2日 夏祭りの音が聴こえる。流しそうめんとかき氷。赤とんぼと田んぼの蛙。
8月3日 イライラする。紅に染まったこの俺を慰めるやつはもういない。
8月4日 何を食べたらいいのかわからない。何も食べないという選択肢もある。
8月5日 うんちを漏らしたがたくさん寝れたので良い日。
8月6日 お腹をさすりながら常温の水を飲みトイレに住む。ゆるふわ。
8月7日 吉野家へ。人でも殺してきたんか?みたいな奴しかいない。僕もそのうちの1人。
8月8日 何かをじっと見つめる老人を僕はじっと見つめていた。達者でな。
8月9日 新しいことわざを作る。識字率の低い国に本屋無し。
8月10日 トイレに行けず。我慢しすぎて小か中か大かわからない。
8月11日 郵便ポストを開ける。はぁ…また請求書か…。あとはピザのチラシ。
8月12日 祭りの花を買いに行く。ユリ。リンドウ。キンセンカ。夏小菊。
8月13日 帰省。お盆。蚊取り線香に蝉時雨。庭のプールで泳ぐ姪っ子。眩しい。
8月14日 朝昼晩と般若心経を唱える。響く花火の音に胸を打たれて少し泣く…。
8月15日 夏の終わり。変わっていくのが街並みで漂うばかりが人の常。
8月16日 貧血。吐き気。腰痛。千鳥足。どっこい生きてる街の底。
8月17日 トイレのあまりの暑さにブルーレットが溶けていた。溶けたいのはこっちだが。
8月18日 久しぶりに股間が熱くなる。うんこちんちんロックンロール。
8月19日 ゆっくりする日。ゆっくりすぎて逆に速い。風気持ちい〜。
8月20日 胃が痛くて起き上がれない。地面に対し垂直になれず。平行のまま。
8月21日 深夜に歩く。とても静か。帰路には人っこひとりいない。風も寝てる。
8月22日 何故か疲れている。身体というよりは性格の節々がうずく。
8月23日 人前で歌をうたう。未来はめちゃめちゃ明るいぜ。
8月24日 まるで夏休みみたいな一日。何も気にせずに昼寝。タオルケット。
8月25日 夏草燃ゆ。オヒシバ、カタバミ、ヤブカラシ。ススキもそろそろ。
8月26日 ロキソニンを飲む。神の薬よ。我を救いたまへ。
8月27日 すこぶる調子が悪い。不健全な身体は不健全な精神に宿る。
8月28日 諸々の不調をなんとか乗り切る。どこか漠然と申し訳ない気持ち。
8月29日 家から一歩も出ず。布団とトイレの往復で一日が終わる。たまに台所。
8月30日 嫌な事を嫌だと思わないようにする為の鍛錬が日々続く。それが嫌だが。
8月31日 隙があるたびに曼荼羅を描く。癌撲滅祈願。蒼い夏に祈りあり。

9月1日 残暑厳しすぎ。花も草も静か。何かに備えている様子。
9月2日 知らない道を通ってみる。辿り着く場所は一緒だった。人生かよ。
9月3日 読書。本は読むのではなく聞くのだ。本の声を。
9月4日 名が健太のくせにすぐ体調を崩す。健康では無く太いだけ。
9月5日 うおー!さおー!と右往左往。世の中の8割はうざい。
9月6日 だが残りの2割に救われている。僕もそちら側でありたい。
9月7日 一時的なビール断ちを開始。焼酎なら良い。チューハイは21時を過ぎてから。
9月8日 突然の両親来阪。里心が湧き田舎に帰りたい。うさぎおいしかの山。
9月9日 どうも頑張れない。今日も今日とて立派なふぬけ。
9月10日 ザ・ノンフィクションを見る。貧困躁鬱自閉症。どっこい生きてる街の底。
9月11日 疲弊。とても素面じゃいられない。飛んで火に入る酒の虫。
9月12日 人と会う。行く友あれば来る友あり。旧友再会フォーエバーヤング。
9月13日 ヤモリを見た。縁起が良い。都会にもいるんだと思い嬉しくなる。
9月14日 田舎から落花生が届く。土がついている。夏の終わりのにおいがふと香る。
9月15日 風が秋っぽさを孕んでいる。阿倍野区にトンボを見た。
9月16日 そろそろ柿も赤くなってきた。酔った僕と同じ。暑さ寒さも彼岸まで。
9月17日 食欲無し。最近はそういう日が多い。体重はびた一文減らないが。
9月18日 曼荼羅を描く。祈りはただの言葉。言葉はただの心。
9月19日 今年は海に行かなかった。いつだって玄関開けたらビーチやと思ってるけど。
9月20日 久しぶりの人に会う。世界は狭いが大地は広い。ワインを飲み酔う。
9月21日 空き地で草が揺れていた。あれはセイタカアワダチソウ。
9月22日 太陽を見る。なんか興奮してきたな。昼下がりの性的衝動。
9月23日 一人静かに涙を流す。ミイラ取りがミイラに。頑張れ健太。
9月24日 後悔あとで立つ。吐いたツバを飲みたい時もある。負けるな健太。
9月25日 夜中に黒猫を救う作業に加担。闇世の黒豹作戦と名付ける。
9月26日 彼岸の終わり。秋風が立つ。野にはキキョウとコムラサキ。
9月27日 中津へ。初めて降りる駅で何度も聴いた歌を聴く。
9月28日 寝て過ごす。時計の音だけが聞こえるが、その時間もあてにはならない。
9月29日 待ち人来ず。何処かで元気に鬱々としていればいいけど。
9月30日 深夜に川沿いを歩く。野良猫ニ匹と上弦の月。とっても静か。

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